2019.03.29

iPhoneなどのスマートフォンをを使用する際に3G・LTE・4Gなどといったワードが出てきます。

当たり前のように使用しているかもしれませんが、3Gとは何か?LTEとは?4Gとは?と問われた時にハッキリと答えられる人というのはあまり多くないのではないでしょうか。

そこで、初心者でもわかるように3G・LTE・4Gとはどのように違うのかを解説していきます。同じ4Gでも違いがあるということをしっかりと理解していきましょう。


〇Gの「G」って?3G・4Gとは?

3Gとは?4Gとは?を理解する上で、そもそもGとは何なのかと思っている人も多いのではないでしょうか。このGはGenerationの頭文字を取ったもので、つまり世代を表しています。

3G・4Gというのは全てモバイル通信の規格になり、3Gとは3世代目の規格で4Gとは4世代目の規格ということです。数字は小さい方から古くなっていきますので、3Gよりも新しいモバイル通信規格が4Gとなり、5G・6Gと新しい規格が生まれる度に数字が増えていくということになります。

3Gとは2001年頃から始まった通信規格で、ドコモで言えばFOMAがこれにあたり、auであればCDMA1X WINと呼ばれるものです。2Gからデジタル方式になり、それが進化した3Gは速度は数Mbps~14Mbps程度となったため、携帯電話でのインターネットがかなり効率的に使えるようになりました。

スマートフォンが日本で普及し始めた頃はいわゆるFOMAやCDMA1X WINの対応端末となっていましたし、今でも3Gのみ対応の端末を使用している人は少なくありません。4Gとは3Gが進化した通信規格で、2016年頃から本格的に普及している通信規格です。

今現在4Gというと、ドコモのXiやauの4G LTEになるでしょう。4Gは3Gが数Mbps~14Mbps程度の速度だったのに対し、75Mbps~100Mbpsと数倍速くなっています。これによって、3Gではなかなかスムーズに視聴することが難しかったネット配信サイトのストリーミング動画の再生やSNSなどでの大量写真添付などがスムーズに行えるようになったのです。

auのサービス名にも入っているようにLTEは4Gとして扱われることが多いですが、実は元々LTEは3Gの仲間であるということはあまり知られていないかもしれません。登場時はSuper 3Gや3.9Gなどと呼ばれていましたが、後に3Gの発展規格を4Gと呼称することが許可されたので4Gと呼ばれるようになったのです。


もはや4Gだった。3.9G、LTEとは?

モバイル通信規格において3Gとは第3世代、4Gとは第4世代ということは直感的に理解しやすいかもしれませんが、LTEにはGenerationの頭文字であるGが含まれていませんし、世代を表す数字も入っていないため何のことかわからないという人も多いでしょう。

LTEとはLong Term Evolutionの略で長期的進化という意味があります。長期的進化とは3Gの規格を4Gの規格に進化させるために長い時間が必要だと考えられたためで、その間の3Gが少し進化したものをLTEと呼ぶようにしたのです。

このLTEが生まれたのは3Gから4Gへのスムーズな移行を目指すためでした。しかし、このLTE自体も非常に優れた通信規格です。LTEとはそれまでの一般的な3Gと比べてダウンロードで100Mbps以上、アップロードで50Mbps以上を出すことが出来る高速な通信規格で、家庭内で使用されているブロードバンドインターネットに近い数字を出すことが出来るものです。

もちろんあくまでも理論上であり、インターネット回線はベストエフォートなので実際の使用においてはそこまでの数字を出すことは出来ませんが、それでも3Gとは比べ物にならない速さです。LTEは待ち受けから通信状態への遷移のスピードも速く、データの受け渡しも速いため、スタートダッシュも最高速度も速いという形になります。

結局LTEとは3Gなのか4Gなのかで言うと、LTEは3.9Gと呼ばれます。しかし、スマートフォンなどの表示を見るとLTE接続のことを4Gと表記していることもあります。本来LTEは仮の4Gであって正式な4Gではなかったのですが、LTEが登場した後に3.9Gを4Gと呼んでもいいということが決まりました。

これは日本だけの話ではなく世界共通の決まりごとですから、LTEは3.9Gであるけど4Gでもあるという少し複雑な形になっています。今後新しい規格が出てきた時にどういった扱いになるかはその時にならないとわかりませんが、現状はLTE=4Gと考えて問題ありません。


4Gでも全然違う!各社のサービスを比較

大手携帯電話キャリアは各社4Gでの通信サービスを提供していますが、同じ4Gならどこでも同じなのではないかと思う人もいるかもしれません。しかし、同じ4Gであっても各社他のサービスとは違う面を出そうとしています。

ドコモ・au・ソフトバンクの提供しているLTEにはどういった違いがあるのか見ていきましょう。速度に関しては理論値であり、実測値とは大きく異なることが多い点には注意が必要です。ドコモのLTE Xiとは、2010年12月にサービスが始まった日本初のLTEサービスです。

LTEの規格はFDD-LTEで、速度は最大37.5Mbpsとなっています。他社に先駆けて開発したLTEサービスで、他社とはサービス対応エリアの広さが異なると言われています。最近では格安SIMを利用している人も増えていますが、MVNO元はドコモの回線を使用していることが圧倒的に多くなっています。また、LTE回線を利用した音声通話システムVoLTEに対応している機種が多いのも特徴です。

auのau4G LTEとは、2012年の9月にiPhone5の発売と同時に始まったLTEサービスです。LTEの規格はFDD-LTEで、速度は最大75Mbpsとなっています。理論上の速度ではドコモよりも速く、ソフトバンクよりも対応エリアが広いためバランスが良いです。独自技術としてeCSFBという技術が採用されています。

eCSFBとは音声着信時に4Gから3Gへ約4秒で切り替わるというものです。また、auではWiMAX2も提供しています。WiMAX2は従来のWiMAXに変わり2015年から提供が始まった新しい回線で、今ではWiMAXと言えばWiMAX2のことを指しています。家でも外でも高速インターネットが使い放題です。

ソフトバンクは、SoftBank 4G LTEとSoftBank 4GのHybrid 4G LTEを提供しています。LTEの規格はFDD-LTEとAXGP(SoftBank 4G)で、AXGPとはTDD-LTEとも呼ばれる最大110MbpsのLTE-Advancedとなっています。ただし、AXGPによる通信はWiMAXなどと同じ2.5GHzという周波数帯を使っている関係上、屋内の受信に関しては少々弱い傾向にあるのが特徴です。


【補足編】WiFiと何が違うの?

4Gとは一言で言えば高速な通信規格ですが、スマートフォンをキャリアからのLTEだけで使用しているという人は少なく、ほとんどの人はWiFiを使える場合はそちらを利用しているのではないでしょうか。WiFiとは4Gなどといった通信の規格ではなく、無線で電波を飛ばし接続することを言います。

つまり、家でも無線で接続していればWiFiを使用していることになります。最近ではスマートフォンやタブレット用にポケットWiFiやモバイルWiFiなどと呼ばれるWiFiルーターを持ち歩いている人も多いです。WiFiルーターとは、WiFiを飛ばすための機器になります。ポケットWiFiやモバイルWiFiはWiMAXなどの電波を受信し、それをWiFiで飛ばしてスマートフォンやタブレットで接続できるようにするためのものです。

ポケットWiFiやモバイルWiFiには4G回線のものをWiFiとして飛ばせるものもあります。家でWiFiを使っているという人も多いでしょう。一般的な家庭においてWiFiを使用している場合とは、光回線など家まで引いている回線を無線化しているというものになります。

端末の方でWiFi設定をオンにしている状態でWiFiをキャッチしているのであれば、3Gや4GよりもWiFiが優先されます。もし、家のWiFiにつながらず、3Gや4Gになっている場合は接続が悪いからと考えられます。基本的に最近の機種はインターネットにおいて4Gを使用するものがほとんどです。

しかし、3Gは不要なのかというとそんなことはありません。4G接続でインターネットは快適に使用できるかもしれませんが、スマートフォンはインターネットだけをするものではなく通話をする機械でもあります。インターネットとは違い、通話においてはまだ3Gが主流です。

また、一部の機種にはLTE回線を使用して通話が可能なVoLTEもあります。VoLTEとは、VoLTE対応機種同士でLTEエリア内であれば従来よりもクリアな高音質通話が可能です。4GとWiFiの違いは結局どこにあるのかですが、4Gは携帯電話会社が提供している回線の規格の話で、WiFiは接続方式の話なのでそもそも全く異なるものです。WiMAXなどであれば、4G(LTE)回線をWiFiで飛ばして使用するということも可能となっています。


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